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良縁祈願祭について

良縁祈願祭について
「万葉集」の時代、男女の出会いは現在と違い、めぐり合う機会は限られていました。薬狩り・市・歌垣(うたがき)・野遊びなどがあります。

面白いのは現在の合コンともいえる「歌垣」です。語源は「歌掛き(懸き)」であり、東国方言の「かがい(嬥歌)」も「懸け合い」に由来すると考えられています。ピクニックの要素が強いのですが、春と秋に山や水辺・野原などの決まった場所に妙齢の男性と女性が集い、飲食を共にして語り合い気に入れば、すぐにも性に及びました。その際、ルールと言うものがありまして、お互いに短歌を取り交わして求愛するのが慣わしでした。

「万葉集」第9巻の1759番に収められている高橋虫麻呂作の歌(by Wiki)

鷲の棲む 筑波の山の 裳羽服津(もはきつ)の その津の上に
率(あども)ひて 未通女(をとめ)壮士(をとこ)の 行き集ひ
かがふかがひに 人妻に 吾(あ)も交はらむ わが妻に 人も言問へ
この山を 領(うしは)く神の 昔より 禁(いさ)めぬわざぞ
今日のみは めぐしもな見そ 言(こと)も咎むな

(現代語訳) 鷲の棲む筑波山の裳羽服津の津のほとりの歌垣に、男女が誘い合い集まって、舞い踊るこの歌垣(かがい)では、人妻に、私も交わろう。我が妻に、人と交われ。この山の神が昔から許していることなのだ。今日のみは見るのが辛いことも目をつぶれ。何をしても咎め立てなどしてはいかんぞ

お互いに短歌を取り交わして求愛するやり方は言霊の要素が強く反映されています。相手を思う言霊の強い側が歌い勝って相手を支配し、歌い負けた側は相手に服従したということでしょう。歌垣における男女間の求愛は言霊の強弱が決め手となったのです。

平成27年3月23日・春分の日15時、恒例の良縁祈願祭が当社で執り行われました。残念ながら女性の未婚のお方がほとんどで男性は一人だけでした。参列者の男女が同数ならば祈願祭が終わり、その後、参集所でお茶を飲み、参列者の男女でお話しの場を提供させて頂くつもりでしたが、それがかなわず残念でした。当社の良縁祈願祭は、参列された中から男女の出会いが出来る事も一つの目的としています。

未婚の男女が多いのは、男性人に「万葉人」の男性が持っていた強い言霊を失っているからだと思います。

鶴見神社で、形を変えた歌垣を良縁祈願祭という方法で、縁むすびの宴として、男女の出会いの場を残して行きたいと考えています。



 

 



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