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お米について

お米について
今月の15・16日は当社の大祭です。氏子地域の人たちは秋祭と呼んでいます。秋祭の神饌に今年の稲米が奉納されます。昔は鎌で刈り取って束ねた稲穂、「荒稲」(あらしね)と精米(白米)された和稲(にごしね)を神饌として奉納しましたが、近年は諸般の事情により和稲だけになりました。

今回のブログはお米について記載します。上古よりお米は生きて行くために必要な穀物でした。そのめに様々な必ず神事には神饌としてお米は奉納されています。「稲」は生きた根・息の根から転じた言葉です。「お米」は「神さま」の神秘な力が込められた存在であり、そこから転じて「こめ」と呼ばれるようになりました。

「お米」とはそもそも稲の実、その「小さな実」という意味の「こみ」から「こめ」という言葉に転じて「こめ」になったという説もあります。

最近の若い人たちの話しを立ち聞きしますと、食事の時に「コメ」を食べると言う人がおりました。「コメ」とは、玄米や白米のことです。生では「コメ」は食べません。米を炊いて調理したものを「めし」と言います。「めし」は本来「召し上がる物」という意味です。

私たちが日常的に使用している言葉で食事のことを「ごはん(御飯)」と言っていますが、「飯」(めし)とは炊いたり蒸したりした調理したお米のことで、本来は「飯」のことを丁寧にごはんと呼んでいるだけです。

食事が「ごはん」と呼ばれるのは、日本の食文化において主食がお米であることに由来しています。古くから主食として食べられてきたお米は、食事と切っても切れない関係であったため、いつの間にか食事がごはんと呼ばれるようになったのです。

近年では「ごはん」はおかずを含めた食事全体を表したり、食事をする行為を表したりしています。例えば朝食に食べるものがパンや麺類でもやはり会話上は「朝ごはん」として語ります。当社のアイドル犬、トイプードルのルークにドックフードを与えるときに「ごはんよ~」と言っています。昔は「ごはん」と言えば炊いたお米が主食でしたが。

それと「晩ごはん」は使っても、あまり「夕ごはん」は言わなくなりました。これは時代の流れで夕方の食事がなくなり、夜の生活時間が増えたことからだと思います。

今では葬祭を自宅ではなく葬儀会館で行いますが、自宅で葬祭を行っていた頃、お通夜に参列すると枕飯を目にすることがありました。この枕飯は、お茶碗に盛り切りにした一膳かぎりのご飯に箸を 2 本垂直に立てたものです。

お通夜での枕飯は死者が蘇ることを期待したおまじないです。当社の氏子地域は明治中期まで正月・お祭り・祝い事以外、お腹いっぱい白米のご飯を食べることはありませんでした。お通夜の枕飯は「お米を食べたいために三途の川から戻って来ててほしい」という蘇りのぉまじないです。

お通夜の日から作った枕飯に使用したご飯茶碗は、出棺の際には必ず割ります。使用後に割ることの意味は、死者に決別を悟らせる風習です。祖父が帰幽した際に、祖父の使用していたどんぶり茶碗を枕飯に使うのは恥ずかしいので小さな飯茶碗を選んだそうです。


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