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9月22日は祖霊祭

9月22日は祖霊祭
9月22日木曜日、秋分の日の午前10時から当社の境内地にご鎮座されている祖霊社で護国の英霊の慰霊祭が執行されます。昭和27年9月から数えて64回目の祖霊祭の神事が行われます。当社の氏子地域から大東亜戦争という未曾有の国難にあって出征され、我が国と郷土、そして最愛の人々を守る為に尊い生命を捧げられた英霊をお祀りしております。

ところで靖国神社、各地方の護国神社の存在並びに戦没者に対する慰霊の存り方が、単に近代日本において創出されたものではないと思います。日本における神道や民俗宗教の霊魂観、神観念と、それにもとづく追悼・顕彰・慰霊の歴史と慣習の上に成り立つものであると思います。

祖霊祭に参列されるご遺族の方々のほとんどが仏教徒です。中にはキリスト教の遺族もおられます。今年の正月、初詣に来られたとき、「キリスト教でもお正月お祝いするのですか」と訊ねた際に「私はキリスト教徒である前に日本人です」と答えられました。

縄文時代から神道はいわゆる宗教というよりも、民俗とか習俗いってもよいのではないでしょうか。日本人の年中行事をみれば理解できます。初詣、バレンタインデー、夏祭、お盆、秋祭、ハロウィン、大晦日、クリスマス等を見ましても宗教を意識しないで行事に参加しているのです。

日本人の生活そのものが、意識をしないで多神教の生活していると思います。このような意識が骨の髄までしみついた日本人には宗教的な戒律など必要ないのです。

さらに我が国には菅原道真を御祭神として祀り崇敬の対象とする文化・伝統が残されています。日本人は昔から、死者の御霊はこの国土に永遠に留まり、子孫を見守ってくれると信じてきたのです。

早良親王、井上内親王ほかー上御霊神社(京都府)
吉備聖霊ー下御霊神社(京都府)
菅原道真ー各地の天満宮
織田信長ー建勲神社(京都府)
徳川家康ー各地の東照宮
豊臣秀吉ー各地の豊国神社

当社にも九鬼稲荷社が御鎮座されています。御祭神は摂津三田藩藩主九鬼隆律公(くきたかのり)です。創建は元禄年間です。今も氏子地域の「守り神」として大切にされています。こうした伝統的な考えが神道の信仰とともに日本人に受け継がれているのです。

英霊を追悼し、国のために頑張って頂いたことを顕彰し、英霊の霊魂が安らかにお鎮まり頂くよう慰霊する、これを一通りしないと、日本人はどうしても気が収まらないところがあるのです。



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「神宮大麻暦頒布始祭」のご奉仕について

「神宮大麻暦頒布始祭」のご奉仕について

皇室の御祖神(みおやがみ)であり、日本人の大御祖神(おおみおやがみ)である天照大御神さまをおまつりしている伊勢の神宮は、日本の国をお守りくださる私たちの総氏神です。日本の中で最も貴いお宮である伊勢神宮のお神札を神宮大麻(じんぐうたいま)といいます。古くは「おおぬさ」と読み、「お祓いさん」「神明様」などと呼ばれ「天照皇大神宮」と印されています。

神宮大麻は神宮の清浄なる地で身を浄めた人たちの手により、いくつもの祭儀を経て奉製され、人々が健康で幸福な一年を過ごせるよう祈りが込められています。毎年、年末になると地域の氏神さまを通して全国の家庭に配られます。

伊勢の神宮においては、毎年9月17日には「神宮大麻暦頒布始祭」(じんぐうたいまれきはんぷはじめさい)が執り行われます。神宮大宮司から神社本庁統理へ授与され、各都道府県の神社庁を経て、地域の神社関係者から皆様のもとへ神宮大麻が届けられます。

大阪府神社庁におきましても、神宮から届いた神宮大麻を管内に頒布を始める奉告の神事、「神宮大麻暦頒布始祭」が毎年行なわれています。今年は11月2日に執り行われます。

この神事の斎主に私が選ばれました。今年は大阪府神社庁設立70年を迎えます。そのことから近畿地方、二府四県の神社庁長と神宮からは大宮司の代理の神職が来賓として参列され、総勢五百名以上の神社関係者が来られる予定です。祭員は5名で執行します。大きな神事になります。

先月8月29日に11月2日に執行される「神宮大麻暦頒布始祭」の習礼(しゅらい・リハーサルのこと)を行いました。神社本庁制定の「神社祭式行事作法」に基づき、祭祀における神に対する礼法ともいうべき「作法」(基本動作)の実技を祭式講師から指導受けました。自分の悪いクセを見つめ直し、新しい作法を学ぶ場として良い機会なのではないかと思いました。いかに、悪いクセを直し、良いクセをつけるのかは自分次第で自己研鑽に励まなければならないと感じました。

重要な神事に際して祭員の協力一致が必要ですので、斎主を中心として、打ち合わせ習礼を綿密に行うことが大切です。今月9月28日にも習礼が行われます。

神道は悠久の昔より神祭りを中心として伝えられてきました。その神祭りに生きる神職の第一の使命は言うまでもなく祭祀の厳修です。その祭祀に奉仕するには、まず神さまを祭る心を己が心とすると同時に、その心の表れである形(作法)に習熟する必要があります。

神職は祭式という作法のもと、神さまに対し失礼のないよう祭典や神事を奉仕しなければなりません。座り方、立ち方、足の運び方、笏(しゃく)の持ち方をはじめ敬礼作法など全て決まっております。皇學館大学で神職の資格を取得するために繰り返し行う厳しい研鑽を経て身に付けていますが、年を重ねるごとに少しずつ姿勢や動きなど形が崩れてしまったり、癖がついてしまうことも間々あります。

時々、大阪府神社庁主催の祭式研修会に参加し、総点検して、基本に立ち返り美しい作法を身に付けるべく研鑽を重ねる必要があります。美しい作法で奉仕することにより、神さまに無礼がないように、そして参列者に喜んでいただき感動を与えることが出来ると確信しております。







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