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神箸

神箸
4月中、体調が良くないのでご先祖の墓参りを控えていたのですが、昨日ご先祖と父母の奥津城(おくつき・墓のこと)の掃除とお参りに行って来ました。花谷家の奥津城は明治の神仏分離以後、奈良県五條市の山深いところにあります。

自動車で2時間ほどかかります。花谷家では4月30日までに奥津城へお参りし、来年の三月まで毎月一日の月次祭(つきなみさい)や夏祭・秋祭に使用しますお箸の材料、杉の霊木を持ち帰えります。神箸は儀式で神さまに食物を捧げる道具として使われるのです。

帰宅後、霊木を加工して本日の5月1日午前7時に執行される月次祭に使用させていただきました。神箸には神さまと宮司の「間に挟む」意味があります。この神箸は「記紀」にも記述されており、神さまがこれを使って新穀を召し上がるものでした。

当社では5月5日の午後2時からは九鬼稲荷社の祭礼が執行されます。九鬼稲荷社のご祭神は摂津三田藩三代目藩主九鬼隆律(くきたかのり)です。端午の節句には柏餅やちまきを神饌としてお供えしています。先代の頃までには「ぶりの照り焼き」が九鬼隆律さまに神饌として備えしていました。「出世魚」と呼ばれるためです。その時にも九鬼隆律さまが食されるように神箸も横に置いていました。

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